Wireless Power Transfer株式会社

このたび、当社は、国立大学法人東海国立大学機構 名古屋大学との間で学術コンサルティング契約を締結いたしましたのでお知らせいたします。本契約により、当社は山本真義教授(名古屋大学未来材料・システム研究所 パワーエレクトロニクス研究所)から、ワイヤレス給電製品開発に関する幅広い指導を頂き、開発を加速してまいります。
 
ワイヤレス給電技術の歴史は古く、100年以上前にテスラが構想した「世界システム」から現代まで、数多くの研究が行われてきました。そして、現代社会が直面する持続可能なエネルギーシステムの構築に向けて、ワイヤレス給電技術は重要な要素技術として注目を集めています。
当社は、独自のワイヤレス給電方式である“パドル型コイル”の製品化をはじめとした、ワイヤレス給電製品の研究開発を行うために設立されたベンチャー企業です。当社独自の給電方式である“パドル型コイル”は、給電効率が高く、位置ずれが生じても給電可能で、比較的軽量な構造を有しています。このような特徴を活かして、利用者にとって利便性、経済性が高く、省資源なワイヤレス給電装置の実現を目指しています。
山本真義教授(名古屋大学未来材料・システム研究所パワーエレクトロニクス研究室)は、ワイヤレス給電技術に不可欠なパワーエレクトロニクス回路の研究を含め、電力変換に関する様々な研究活動に携わっておられます。
今回、当社は山本教授との学術コンサルティング契約を締結し、ワイヤレス給電製品の開発について、専門課題に対する助言や、専門家の紹介等を通じて、共同研究の実施や協力先企業との開発体制の構築のための指導を頂くこととなりました。当社は、これらの活動を通じて、製品開発を加速し、ワイヤレス給電技術による豊かな未来の創造を目指してまいります。