Wireless Power Transfer株式会社

このたび、当社は、国立大学法人 埼玉大学との間で共同研究契約を締結いたしましたのでお知らせいたします。本契約により、当社と金子裕良教授(埼玉大学理工学研究科)は、当社が製品化を目指す独自のワイヤレス給電方式である“パドル型コイル”に関する共同研究を開始いたします。
 
Society5.0におけるエネルギーと情報が融合する社会実現のためのエネルギーシステムの要素技術として、ワイヤレス給電技術は重要な役割を担うと考えられています。
当社は、ワイヤレス給電技術を有する製品開発を行っています。当社独自のワイヤレス給電方式である“パドル型コイル”は、給電効率が高く、位置ずれが生じても給電可能で、比較的軽量な構造を有しています。このような特徴を活かして、利用者にとって利便性、経済性が高く、省資源なワイヤレス給電装置の実現を目指しています。
埼玉大学理工学部研究科金子裕良教授は、優れた性能を有するワイヤレス共振コンデンサの発明や、双方向ワイヤレス給電システム、電動モビリティ用走行中給電ワイヤレス給電システムの開発など、これまでに数多くの研究開発の実績を有しておられます。
 
今後、当社と金子教授は共同して、パドル型コイルを用いたワイヤレス給電機器の製品化に向けた課題を検討し、その解決を目指してまいります。